こんばんは。YOKOYAMAです。
被災地の復興とは、人がそこに住み、経済の循環の中に回帰して達成しますから、人が住むための場所の確保、それにつながる動脈の整備は必須です。そしてこれに伴う工事の多くは、遺跡の調査からスタートします。この先10年は「考古学の理屈」ではなく「震災復興の理屈」でどんどんコトが進むため、おそらく私たち考古学をとりまく条件はこれまで以上に過酷なものになることが予想されます。
そこで、今日は予算や工期について著しく厳しい条件が突きつけられたとき、私達がプロのアーキビストとしてどのような選択をするのがベストか?・・石器実測を例に考えてみたいと思います。